しろくまたんの田舎暮らし

自然の癒しやアートを中心に書いていきます

学習指導要領が変わるって、どうなるの?

みんな、元気?しろくまたんだよ!

平成29(~31)年に学習指導要領が改訂されたね。これから学校教育がどんな風になっていくのか、しろくまたんと一緒に確認していこう。

f:id:jurita:20200410132348j:image 

 

キーワードは、

★「未来社会を切り開くための資質・能力の一層確実な育成」

★「主体的・対話的で深い学び」

★「社会に開かれた教育課程」ですね。

f:id:jurita:20200410132400j:image

おじぞうさんも一緒に勉強しよう!
f:id:jurita:20200410132348j:image

はい!
f:id:jurita:20200410133515j:image

 

学習指導要領(文部科学大臣が示した教育課程の基準)の改訂は実は8回目なんだ。

●学習指導要領は、小・中・高等学校、特別支援学校での教育課程の全国的な基準だよ。

 

今回の新しい学習指導要領は前回までとちょっと違うよ。順番に見ていこう。

f:id:jurita:20200410134433j:image

今回の学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」の実現をめざしているんだ。

 

改善の方向性として、学習指導要領を「学びの地図」と位置づけているんですよね。

f:id:jurita:20200410135213j:image
そうなんだよ。

探検みたいでわくわくするよね!

f:id:jurita:20200410135611j:image

 そんな「学びの地図」には探検エリアが6つあるんだよ。

①「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)

②「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と、教科等間・学校段階間のつながりを踏まえた教育課程の編成)

③「どのように学ぶか」(各教科の指導計画の作成と実施、学習・指導の改善、充実)

④「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導)

⑤「何が身に付いたか」(学習評価の充実)

⑥「実施するため何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策)

これらの6つに沿って改めることを提案しているんだよ。

f:id:jurita:20200410141226j:image

 

これらを可能にするために「カリキュラム・マネジメント」が求められ、子供たちの学びを「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)へ高めることを求めているんですね。

●カリキュラム・マネジメントとは

各学校がカリキュラム(課程)の編成、実施、評価、改善を計画的、組織的に進め、教育の質を高めること。

f:id:jurita:20200410141139j:image

 

それじゃあ、

①の「何ができるようになるか」をもっとくわしく見ていくよ。


f:id:jurita:20200410145846j:image

①では、資質・能力を3つの柱にまとめているんだ。

1☆「何を理解しているか、何ができるか」(生きて働く「知識・技能」の習得)

2☆「理解していること・できることをどう使うか(未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成)」

3☆どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養)

●涵養(かんよう)とは、自然にしみこむように養成すること。

 

さらに、教科等を学ぶ本質的な意義の中核が「見方・考え方」であり、教科等の教育と社会をつなぐものであることも指摘しているよ。

 

つぎはちょっと飛ばして、

③「どのように学ぶか」をくわしく見ていくよ!

f:id:jurita:20200410151454j:image

「どのように学ぶか」では、

「主体的・対話的で深い学び」が必要になってくるんだけど、これは、特定の指導方法を指すものではないんだ。

f:id:jurita:20200410151912j:image

 

そうなんですか?
f:id:jurita:20200410151934j:image

 

「主体的・対話的で深い学び」とは、学習内容を深く理解し、資質・能力を身に付け、能動的(アクティブ)に学ぶことなんだ。

f:id:jurita:20200410152005j:image

具体的には、下の3つの観点から学びの質を高めることを提案しているよ。

1「学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる【主体的な学び】が実現できているか」

2「子供同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める【対話的な学び】が実現できているか」

3「習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた【見方・考え方】を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して化を考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう【深い学び】が実現できているか」

 

へぇー。そうなんですね。

「何ができるようになるか」を明確にすることは、

教師がどう教えるかという視点から、子供がどう学ぶかという視点への転換ととらえることができますね!

f:id:jurita:20200410153838j:image

 

学校教育法第30条では、学力観を3つの柱に整理し直したんだ。

①知識及び技能

②思考力、判断力、表現力等

③学びに向かう力、人間性

それをすべての教科に適用していくことでこの転換をより明確化しているんだ。

でも、これらはまったく新しいことではなくて、平成20、21年の学習指導要領の教育内容の延長線上にあるものだから、今までも実践されてきたんだ。

そうした実践を共有しさらなる授業改善をしていくことを求めているんだよ。
f:id:jurita:20200410154840j:image

さて、

今日はここまで。また次回会おう!

またね!
f:id:jurita:20200410155500j:image

[http://www..com/目指せ「もっちり!つるりん肌」。美肌になりたいなら【HEALSY(ヘルシィ)】:title]